先日表題のフォーラムに行ってきました。
みなさんよくご存知の長谷川式認知症スケールを開発し、最近自身が認知症であることを公表した長谷川和夫先生が登壇されました。
認知症を今まさに体験している先生から、認知症になると「確かさがはっきりしなくなる」「今ここでこれを話していいのかわからなくなる」「寡黙にならざるを得ない」「自分の殻にこもってしまう」等のリアルな言葉が聞かれました。日々迷いながらの生活で、身近な人とのつながりが何よりも大事なのだと話していました。
先生は医師でありながら、認知症にはケアが大事なのだと説き、パーソン・センタード・ケアを日本に紹介しその普及に尽力された方です。
「今、自分のやってきたことが本物だったと実感できている」認知症と共に生きている先生からの深くて重い言葉に圧倒されました。
認知症新時代、会場にいた私たちへ先生からのたすきが渡されたかのような思いです。