大変遅れましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末、高校の同級生から相談がありました。「父が癌、骨転移があり下半身不随。痛みは内服でコントロールつき、病院からは転院か退院を勧められた。コロナ禍で面会制限があるから残り少ない時間を家で過ごさせたい。でもこんな状態で家で看られるもの?」と。介護保険申請は終わり、ケアマネも付いたとの事。
ならばこんなときこそ訪問看護を!と友人に伝えました。全身状態の観察、介護方法指導、医師の指示の下の医療行為、便や床ずれ処置等行えます。在宅では何よりご家族の協力が必要ですが、ケアマネージャーに必要な人的物的環境を整えてもらい、安心して療養出来ます。物的には寝起きが楽に出来るベッド、床ずれ予防のマット、室内外移動のための車椅子等。人的ではオムツ交換や清潔ケアにヘルパー、入浴は状態により看護師介助や訪問入浴で対応等。通院が難しければ往診も。介護度や病名により使える保険や限度額も変わりますが、病気療養=病院だけでなく、自宅で過ごす事も選択肢の1つに加えてもらいたいと思います。
後日友人から「すぐにケアマネと相談しベッド、車椅子を借りてヘルパー、訪問看護を使いなんとか過ごせている。今まで訪問看護?と思ってたけど、素敵な仕事だね!」と嬉しい言葉をもらいました。