先日「本人が語る認知症ミニ講座 町田市認知症とともに歩む人・本人会議 ~認知症になった私達からの提言 認知症とともに歩むということ~」に参加してきました。
当日は4人の認知症当事者の方が登壇し、認知症の診断を受けた直後の気持ちや今の思い等を話してくれました。認知症と診断されて外に出ることが怖くなりひきこもっていた方・・仕事を辞めたら海外の友達の所へ一人で遊びに行くことが夢だったのにできなくなって悔しい思いをしている方・・どれだけ苦しい思い、悔し思いを抱えているか計り知れないものがあるはずなのに、「認知症で死にゃあせん、痛くもかゆくもない」「認知症になってもできることはある」「認知症になったからといって日常は変わらない」と明るく話されていました。皆さん口々に仲間が大事、認知症になっても私は私、この町で暮らし続けると語っていました。
「認知症とともに歩む人」とは本人だけを指すわけではなく、介護 する人、診察する人、家族、バスの運転手さん、近所のスーパーの店 員さん・・社会のすべての人がともに歩む人として考えていく必要性 があります。
「認知症になったらおしまいだ」「認知症にだけはなりたくない」 と言われてしまう世の中が少しずつ変わっていけばいいなと思います。